朝、布団から出るのに時間がかかる日が増えてきました。

暦のうえでは、10月20日(火)から秋の土用に入ります。季節と季節のあいだに置かれた18日間で、昔から体調が揺れやすい時期とされてきました。

この記事では、秋の土用にだるい・眠い・頭が重いといった不調が語られてきた理由と、症状別の過ごし方をまとめます。暦の話より先に確かめてほしいことも、途中で一度だけ書いておきます。

この記事でわかること

結論|秋の土用は「調整の18日間」。不調は、体が季節に追いついていない合図

土用は、次の季節に入る前の調整期間として続いてきました。この時期の不調は、無理に押し切るものではなく、整えるほうへ回す合図だと語られてきました。

2026年の秋の土用はいつ?|10月20日(火)から11月6日(金)までの18日間

土用は、次の季節が始まる日の前18日間を指します。秋の土用が明けた翌日が、暦のうえでの冬の始まりです。

期間と、明ける日

区切り2026年の該当日
土用入り10月20日(火)
期間のなかほど霜降(10月23日・金)を挟みます
土用明け11月6日(金)
翌日から冬立冬(11月7日・土)

日付は国立天文台の暦要項をもとにした当サイトの暦データを参照しています。期間や間日の詳しい話は秋の土用2026はいつ?にまとめてあります。

期間の中に重なる暦|己巳の日と、牡牛座の満月

18日間のあいだには、ほかの暦も重なります。10月22日(木)は己巳の日で、60日に一度の金運日といわれる日です。

10月26日(月)には牡牛座の満月があります。満月のころは眠りが浅くなると語られることがあるので、土用の不調と重なって感じる方もいると思います。

秋の土用にだるい・眠いといわれてきた理由

土用に体調を崩しやすいという話は、昔から語られてきました。理由として語られてきたことを、3つに分けます。

土の気が動く期間とされてきた

土用は、五行でいう「土」の気が強まる期間だと考えられてきました。土は季節と季節をつなぐ役目を持つとされ、そのあいだは物事が動きにくく、体も重くなりやすいと語られてきました。

土を動かす作業を避けるという習慣も、ここから来ているといわれています。

気温と日照が大きく動く時期でもある

暦の話を離れても、10月下旬から11月上旬は朝晩の冷え込みが急に強まる時期です。日が短くなるのも、この時期に体感しやすくなります。

体がその変化に追いつくまで、だるさや眠気が出やすいと語られてきました。土用が「体調が揺れる時期」と結びついたのは、暦と実際の季節が重なっていたからだと考えると分かりやすいと思います。

夏の疲れが、秋の土用にまとめて出る

夏の暑さのあいだは気が張っていて、疲れに気づきにくいものです。涼しくなって気がゆるんだころに、ためていた分がまとめて出るという話は、よく語られてきました。

秋の土用がちょうどその時期にあたります。そのことで自分を責めてしまう方も多いと思いますが、この時期に同じことを感じる人は本当にたくさんいます。

木のテーブルに置かれた緑釉の土鍋の大根の煮物から湯気が立ち、手前に白い小鉢と深緑の布、奥に小さな花瓶

【症状別】秋の土用に出やすいとされる不調と過ごし方

ここからは症状ごとに分けます。

全部に当てはまらなくてかまいません。自分に近いものだけ読んでください。

だるい・体が重い

いちばん多く語られてきたのが、このだるさです。何かをする前から疲れている、という感じ方をする方もいます。

この時期のだるさは、動いて振り払うより、休んで戻すほうが合っているといわれてきました。予定をひとつ減らすだけでも違います。

眠い・朝起きられない

日が短くなると、体が冬支度に入ります。眠気が強まるのは自然なことだと語られてきました。

夜更かしを減らして、寝る時間を30分だけ早めてみてください。昼間の眠気は、午後に短く目を閉じるだけでも和らぐことがあります。

頭痛・めまい

朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きい時期は、頭が重い、ふらつくと語られることがあります。首や肩を冷やさないだけでも楽になる方が多いようです。

ただし頭痛とめまいは、暦のせいにして放っておかないでください。次の見出しに、確かめてほしいことを書いておきます。

気分が沈む・やる気が出ない

日が短くなる時期は、気分が落ちやすいと語られてきました。土用の「新しく始めない」という考え方は、ここでも効きます。

やる気が出ない自分を責めるより、いまは始める時期ではないと決めてしまうほうが楽になります。

食欲が乱れる・胃が重い

季節の変わり目は胃腸が弱りやすいと語られてきました。秋の土用に「た」のつくものと白い食べものがよいとされてきたのも、大根や豆腐のような胃にやさしいものが多いからかもしれません。

症状この時期の過ごし方
だるい予定をひとつ減らす。休んで戻す
眠い寝る時間を30分早める。午後に短く目を閉じる
頭痛・めまい首と肩を冷やさない。続くなら受診を先に
気分が沈む始めない時期と決める。片づけに回す
胃が重い温かいもの、白いもの。量を減らす

順番を間違えないこと|暦の話より先に確かめたいこと

ここまで土用の話をしてきましたが、不調の原因を暦だけで決めることはできません。当サイトでは、確かめられないことは確かめられないまま書いています。

受診を先に考えてほしい場合

だるさや眠気が2週間以上続く。

頭痛やめまいが強くなっている。日常生活に差し支えている。

このどれかに当てはまるなら、土用の話より先に、医療機関で相談してください。暦は、その結果を聞いたあとで読み直せば十分です。

睡眠の量、食事の量、水分。この3つを先に見直してから、それでも残る不調を土用のせいにしても遅くありません。

秋の土用の18日間の過ごし方

土用の過ごし方は、避けることとやるとよいことの両方が語られてきました。体調の面から、3つに絞ります。

新しく始めるより、整える

引っ越し、開業、大きな契約は控えるとされてきました。決まりではないので、動かせない予定を無理に動かす必要はありません。

体調の面では、「始めない」を口実にして休みを増やせる期間だと考えると使いやすいと思います。

夏物をしまう、使わなかったものを手放す。整えるほうに回してみてください。

「た」のつくものと、白いもの

大根、大豆、玉ねぎ、豆腐。秋の土用にはこうしたものがよいと伝えられてきました。

献立を無理に合わせなくてかまいません。冷えてきた夜に温かい大根の煮物、くらいで十分です。

土を動かすなら間日に|10月24日・26日・28日、11月5日

土用の期間でも、土公神が土を離れるとされる間日なら差し支えないと伝えられてきました。2026年秋の間日は、10月24日(土)・10月26日(月)・10月28日(水)・11月5日(木)の4日です。

庭の植え替えや手入れを予定している方は、この4日に寄せてみてください。体調とは直接の関係はありませんが、気持ちよく進められます。

記録すると、土用のせいかどうか自分で分かる

本当に土用のあいだだけ不調なのか、それとも毎年この時期なのか、あるいは関係がないのか。これは記録してみないと分かりません。

一行だけ書く

日付と、その日の体の感じを一語だけ。

「だるい」「眠い」「ふつう」で十分です。全部を書こうとすると続きません。

月の周期と重ねて見返す

気持ちや体調の上下は、月の満ち欠けと重ねて語られてきました。

土用の期間には、10月26日(月)に牡牛座の満月があります。土用が明けたあと、11月9日(月)が蠍座の新月です。

満月の前後と新月の前後だけ見返してみてください。

重なっているようなら、来年は満月の前後に予定を詰めないという使い方ができます。重なっていなければ、それも立派な答えです。

土用が明けた日に、もう一度見返す

11月6日(金)に土用が明けます。その翌週にもう一度記録を見て、だるさが抜けているかを確かめてみてください。

抜けていれば、来年の秋の土用は先回りして休みを入れられます。立冬からは、暦のうえでは冬です。

まとめ

2026年の秋の土用は、10月20日(火)から11月6日(金)まで。季節と季節のあいだに置かれた18日間で、昔から体調が揺れやすい時期とされてきました。

だるさや眠気は、体が季節に追いついていない合図だと語られてきました。押し切るより、整えるほうへ回す時期です。

ただし、続く不調は暦のせいにせず、先に受診を考えてください。

まずは今夜、寝る時間を30分だけ早めてみてくださいね。

よくある質問(FAQ)

Q. 2026年の秋の土用はいつからいつまでですか?

2026年の秋の土用は10月20日(火)から11月6日(金)までの18日間です。土用が明けた翌日の11月7日(土)が立冬で、暦のうえでは冬が始まります。日付は国立天文台の暦要項をもとにした当サイトの暦データを参照しています。

Q. 土用に体調を崩しやすいといわれるのはなぜですか?

土用は季節と季節のあいだに置かれた調整の期間で、昔から土の気が動く時期とされてきました。あわせて、気温や日照が大きく動く時期でもあり、体が追いつきにくいと語られてきました。だるさや眠気、頭痛は、この時期に語られやすい不調です。ただし不調の原因を暦だけで決めることはできません。

Q. 秋の土用にだるいときは、何をすればよいですか?

新しく始めるより、整えるほうに回すのが土用の過ごし方とされてきました。予定を詰めすぎない、早めに寝る日を作る、温かいものを食べる。この3つで十分だと思います。だるさが2週間以上続く、日常生活に差し支えるといった場合は、暦の話より先に受診を考えてください。

Q. 秋の土用の間日はいつですか?

2026年秋の間日は10月24日(土)・10月26日(月)・10月28日(水)・11月5日(木)の4日です。土を動かす作業を避けるとされる土用の期間でも、間日なら差し支えないと伝えられてきました。体調とは直接の関係はありませんが、庭仕事などを予定している方はこの4日に寄せると気持ちよく進められます。

Q. 土用の不調は、満月や新月と関係がありますか?

2026年の秋の土用の期間には、10月26日(月)に牡牛座の満月があります。満月のころは眠りが浅くなる、だるいと語られることがあり、土用の不調と重なって感じる方もいると思います。ただし関係があるかどうかは、自分で記録してみないと分かりません。日付と体調を一行ずつ書いて、満月と新月の前後だけ見返してみてください。

Q. 秋の土用に食べるとよいとされるものはありますか?

秋の土用には「た」のつくものと白い食べものがよいと伝えられてきました。大根、大豆、玉ねぎ、豆腐といったところです。厳密な決まりではないので、冷えてきた時期に温かい大根の煮物、くらいの気持ちで十分です。

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